扇風機の風が涼しい理由[+使用注意点と120%活用する方法]
立夏も過ぎ、かなり暑くなってきましたね。
私は時代を先取りして4月末からサンダル生活だったのですが、最近はよく見かけるようになり周りに馴染んできました。
残念です。
そんな皆の涼しげな格好が定着し始める時期から活躍するのが扇風機ですよね。
送り出す風の温度は同じなのになんで涼しいのか。ふとそんな疑問から調べてみました。
ついでに使用する際に注意する点・120%活用し尽くす方法も書いていくのでぜひ読んでくださいね！
扇風機の風が涼しい理由
部屋の空気に比べると、人の周りにある空気は気温と湿度が高い。
その空気を入れ替えるからです。
気温が高い
温かいものと冷たいものが触れ合っていると、接触箇所からそれぞれの温度に近づけようとする性質があります。
今回考えているのは、人体と空気です。
現在の私の部屋の気温が22.5℃、私の体温が36.2℃ですので、私の周りに接触している空気は部屋の気温より高くなります。
ですので、常に身にまとっている熱の空気のベールを剥がしてくれているようなイメージ。
本来の気温を感じることができて、涼しくなるのですね。
湿度が高い
水が蒸発するにはエネルギーが必要で、周りにある熱エネルギーを奪います。汗も同じように振る舞い、体温を下げます。
また、汗は見えなくても少しずつ皮膚から蒸発しているため、人の周りにある空気の湿度は部屋よりも高くなっています。
湿度を低くすると、水は蒸発しやすくなります。雨の日と晴れの日で洗濯物の乾き方が違いますよね。
同じように、人の周りの空気の湿度を下げることで、汗が蒸発しやすくなり体温を下げる。
結果、涼しく感じます。
使用する際に注意する点
扇風機の風が涼しい理由から2点、挙げられます。
室温が高い場合
人の周りにある気温が室温よりも同じか低い場合、暖かい空気と入れ替えることになるので逆効果です。
湿度が下がるという点では涼しくなる可能性はありますが。
これは暑い日に扇風機の風を受けてみればわかると思います。
そういう時は素直にエアコンを使うか避暑地へ行きましょう。
睡眠をとる場合
湿度が下がるというのは涼しく感じる点でプラスですが、マイナスにもなり得ます。
言い換えると乾燥するということなので、睡眠時に扇風機のかけ続けると喉が乾燥し風邪を引きやすくなります。
どうしても扇風機で涼しくしたい場合、以前記事にした風邪対策の方法を取るのも手です。
しかし、直接風を体に当てずに湿度は保ちながら気温を下げる方法がありますので、次に記述します。
120%活用し尽くす方法
扇風機を使って部屋を涼しくする視点としては2つあります。
送り出す風の温度を下げる
- 扇風機の前に氷水
- エアコン冷風の通り道に置く
- 部屋の外に置く
温かい空気を追い出す
- 天井に向ける
- 部屋の外に向ける
最後の部屋の外に向けるに関しては、何言ってるんだ。と思う方が多数かと思います。
しかし、外に風を送るとその分風が入ってきます。温かい空気を追い出して、涼しい空気を取り入れられるんですよ。
だから、一番オススメだったりします。特に睡眠時は風が直接当たらないので乾燥もしません。
おわりに
いかがだったでしょうか。
普段の何気なく見過ごしている疑問でも調べてみると面白い発見がありますね。
活用法も天井に向けるというのは初めて知ったので今夏は試してみる予定です。
ちなみに扇風機は日立のうちわ風がオススメです。静かで風が優しいので。
家の各部屋と実家の寝室用に1台購入するほど偏愛しています。
最後までお読みいただきありがとうございました。皆様の良き扇風機ライフの一助になれば幸いです。
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参考にしたサイト
「風」柳田理科雄の1日1科学 by 栄光ゼミナール
置き場所を変えるだけで涼しさアップ！？扇風機の効果的な使い方って？ - NAVER まとめ
