四季報による銘柄研究|7266今仙電気製作所
投資家のバイブルと言われ、活用していない人はもぐりと言われる四季報。
これから株の勉強をする方は、企業研究する際に取り込んでいきたいですよね。
最初はとっつきにくいので、要点を絞って少しずつ企業価値を見定められるようにしていきましょう。
四季報で見るべき要点については過去記事をご参照ください。
http://shikouno.hatenablog.com/entry/2017/06/23/210000shikouno.hatenablog.com
会社の特色
今仙電機製作所。聞いたことなかったのですが、知らずに製品を使っている可能性が高いですね。
自動車部品メーカーで、シートの機構・電飾品に強みがあるとのこと。愛知県にあるようで、まさに自動車部品メーカーといった印象。
今仙電機製作所のサイトの製品紹介を見ていると面白いですね。シートの機構なんか普段見ることないですが、結構無骨で好きな感じ。
業績予想記事・材料記事
自動車部品なので、取引している自動車メーカーが不調だとそれにつられる。
三菱とも取引があり、その影響で前期は落ち込んだものの回復している。自動車部品メーカーと浮き沈みが連動するという特徴が出ていますね。
生産ラインの集約や自動化による生産効率を上げる施作を打ちながら、歩行アシストを発売して非自動車業にも乗り出しているようです。
自動車部品メーカーのメリットは残しつつ、多角化によりリスク分散を目指しているところでしょうか。
歩行アシストのaLQは、今後の高齢化社会で需要が伸びそう。
経常利益の予想値
経常利益は、17年で2,047(百万円)。18年の予想値は3,800(百万円)。
経営合理化により予想値は大きく伸びています。
生産効率の向上が効いているのでしょうか。もしくは自動車需要が今後も伸びるとの予想でしょうか。今年の自動車売り上げが急な落ちるということはなさそうなので硬そうな数字。
実績PER高値平均・安値平均
高値平均:36.0、安値平均:19.3。
現在(17/07/05)の株価1287円におけるPERは16.8です。
安値平均より低いためお買い得に見えます。17年に純利益が向上しているため株価が追従できていないからでしょうか。
しかし、過去の実績PERが高めなので今が適正であるとも考えられます。
さいごに
いかがだったでしょうか。四季報を少し眺めるだけで今仙電気製作所に詳しくなった気がしませんか。
このような企業研究を続け、早く・深く読み解けるようになっていきたいですね。
最後までお読みいただきありがとうございます。それじゃ!