公害防止管理者 水質1種|合格体験&試験対策[おすすめの参考書と勉強法]
公害防止管理者 水質1種に、1か月程度(2時間×30日+休日1日)で合格した勉強法と参考書・テキストを紹介。
とあるメタ視点を活用した対策なので、大気にも応用できるはず。
1行でまとめるなら
問題集を覚えるまで何度も反復し、電話帳の公害総論・水質概論を試験直前に読む
電話帳というのは、新・公害防止の技術と法規 水質編〈2020〉の通称。分厚いからね。
ここから出題されるという公害防止管理者試験のバイブルですが、初読時にページ数の多さ&解説の簡素さに私は絶望。今ではいい思い出です。
絶望した方も含め、記事がためになるのは以下のような方。
- 電話帳を読んで絶望。勉強法の見当がつかない(受験前の僕)
- 試験まで残り1か月。まだ勉強を始めていない
- 公害総論・水質概論を落とした
該当する方は本記事を要チェック!該当しない方もためになるはずだから読んでね!
試験対策の考え・各科目の傾向
本記事では試験で出題される問題を2種類に大別。
- 通常問題:毎年出題される・理解していれば解答できる
- スポット問題:過去の出題で見かけない
これを踏まえて、各科目の傾向を簡単に解説します。
- 公害総論・水質概論
- 知識問題。通常問題もあるが、スポット問題が多めで厄介。対策をしていなければ落としていました。
- 汚水処理特論・水質有害物質特論
- 理解問題。実務で役立ちそうな通常問題が多く、スポット問題割合は低め。
- 大規模水質特論
- 過去問演習で満点余裕(^q^)
以上から、試験対策の考え方としては2点を意識
- 通常問題は、全科目を通して取りこぼさない
- スポット問題は、公害総論・水質概論を重点的に対策
参考書・テキスト
2020-2021年版 公害防止管理者試験 水質関係 攻略問題集
役割:通常問題対策/傾向把握
試験対策の核。
過去問を分野ごとに並べ替えて簡単な解説をつけています。最初に科目ごとの問題傾向を把握。最終的には通常問題を何度も反復して、解説も含めてすべて覚える。
ネット上のまとめ
役割:体系理解
上記の問題集だけでは知識が断片的になるため、科目ごとの体系的な知識を習得します。特に汚水処理特論・水質有害物質特論はこの方法で全体を俯瞰すると理解が捗る!
書籍で合うものを探すのも良いですが、ネットの先人が綺麗にまとめてくれています。上の3つは特にお世話になったものです。感謝!
google先生
役割:疑問解消
問題集のあっさりした解説は、速度重視の復習では重宝しますが、わからない点も生み出してしまいます。
わからないワードや解説をgoogle先生に投げて、紙にまとめたり問題集に記入していきましょう。
新・公害防止の技術と法規 水質編〈2020〉電話帳
役割:スポット問題対策
公害総論・水質概論で活用。スポット問題対策はこの本の最新版でしかできません。必ず最新版を用いてください!
問題集を覚えた状態だとスポット問題が目についたので、購入せずに立読みで対応しました。もちろん手元にあるなら対策が楽になると思います。
勉強方法
実際に私が行った勉強方法で、時系列順に並んでいます。
- 問題集を解かずに問題・解説を軽く読み流して1周する。【傾向把握】
- ネット上のまとめで科目ごとの全体像を意識しながら読む。【体系理解】
- 問題集をじっくり解いて1周する。この際、ネット上のまとめ・google先生も活用してしっかり理解する。【通常問題対策、体系理解、疑問解消】
- 問題集を再度解く。正答し解説も説明できる問題に○をつける。【通常問題対策】
- 問題集の○がついていない問題を速度重視で時間の限り見直す。完璧に理解・暗記した問題は随時○をつける。【通常問題対策】
- 試験直前の休日に電話帳(公害総論・水質概論)を立読みする。【スポット問題対策】
- 直前に問題集のすべての問題をざっと解く。【総まとめ】
1と2で1週間、3で2週間、4.以降は試験前日までの1週間という時間配分。
3を妥協せずに取り組むと、以降の勉強でテンポよく問題集を見直せます。
ちなみに本番の試験は時間がかなり余るため、模擬試験演習は必要なし。8割くらい寝てた。
まとめ
繰り返しになりますが、1行でまとめるなら次のようになります。
問題集を覚えるまで何度も反復し、電話帳の公害総論・水質概論を試験直前に読む
この記事があなたの合格の一助となれば幸いです。それじゃ!
2020-2021年版 公害防止管理者試験 水質関係 攻略問題集
- 作者:康彦, 三好
- 発売日: 2019/12/08
- メディア: 単行本
追記:公害防止管理者の試験対策の考え方を記事にしました。