シコウノキロク

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四季報による銘柄研究|4998フマキラー

投資家のバイブルと言われ、活用していない人はもぐりと言われる四季報

これから株の勉強をする方は、企業研究する際に取り込んでいきたいですよね。

最初はとっつきにくいので、要点を絞って少しずつ企業価値を見定められるようにしていきましょう。

四季報で見るべき要点については過去記事をご参照ください。

http://shikouno.hatenablog.com/entry/2017/06/23/210000shikouno.hatenablog.com

業績予想記事・材料記事

フマキラーと聞くと、殺虫剤ですよね。

殺虫剤の高機能製品がヒットを連発し、海外でもシェアが拡大しているようです。

高機能製品としては、虫よけスキンベープなどがあるようです。スプレーで肌に直接添付するタイプをよく見かけるようになりましたね。

また、成長市場である東南アジアでも好調なようで、現地開発体制を強化しているとのこと。東南アジアの成長に併せてよい展望が描けそうです。

東南アジアでは、日本で想像しているよりも虫の数が多く被害が大きいです。

また、一年を通して虫が発生しやすい気候であるため、日本よりも圧倒的に大きな市場が予想されます。

経常利益の予想値

経常利益は、17年で2407(百万円)。18年の予想値は2600(百万円)。

一割程度の増加があるため、今後も成長していくと予想されます。

夏のシーズンになると虫除け需要は必ず発生するため、毎年の売り上げはある程度堅いです。

国内でのシェアが上昇するか、海外での販路拡大がある限り成長していきそう。

しかし、伸び幅としてはあまり大きくありません。ある程度膠着した市場なのかもしれません。殺虫剤が圧倒的に進歩していると肌で感じることはありませんよね。

また、殺虫剤の割合が79と大半を占めるため、他社で圧倒的に優れた製品が開発されてシェアが低下した場合、大きくこけてしまう可能性があります。

実績PER高値平均・安値平均

高値平均:17.8、安値平均:10.3。

現在(17/07/02)の株価961円におけるPERは19.3です。

過去の実績から見ると高値平均を超えていますね。ヒアリの報道により高騰したようです。

企業が評価されているのか、ニュースによる一時的な上昇であるか。PERを比較することで判断の材料になるかもしれませんね。

さいごに

いかがだったでしょうか。四季報を少し眺めるだけでフマキラーに詳しくなった気がしませんか。

このような企業研究を続け、早く・深く読み解けるようになっていきたいですね。

最後までお読みいただきありがとうございます。それじゃ!