四季報の使い方知っていますか
今後、本ブログでも個別銘柄の研究をやっていきたいと考えているのですが、まずは四季報の簡単な読み方を学びたいですよね。私もそうです。
株式投資をする方には必携の書と言われている、四季報。この書を持っていない人はモグリとまで呼ばれるのだそう。
ちなみに、モグリというのは、
ある集団の中に勝手に入り込み、その一員であるかのようなふりをしている人。
だそうです。脱線しました。
そんな四季報なのですが、発行時に株式上場している会社のほぼ全てを網羅しています。
その数なんと、2017年夏号で3978社!2000ページ以上あります。全てをじっくり読んで研究していくと時間がいくらあっても足りませんね。
初心者は抑えるべき場所を拾い読みしていくことから始めると良いようですので、いくつかピックアップしていきます。
業績予想記事・材料記事
直近と中期の予想を四季報記者がコメントしています。
見出しがポジティブな言葉ですと内容もポジティブであるため、拾い読みの際は見出しの言葉に注意を向けると良いでしょう。
最高益や続伸等はポジティブですね。このようなものが目に入ったら内容まで読んで詳細を把握します。
経常利益の予想値
期末の値を四季報記者が予想しています。
既に発表されている経常利益の値と比較して予想値が増加しているのは、業績が向上しているという証です。幅にも注目。
逆に減少している場合、業績が減少しているため要注意です。
ちなみに先ほどの見出しでも出てきていた四季報記者というのは、四季報を作成する専門職員のことを指します。
この四季報記者の調査力・予想精度の高さから、四季報が株式投資をする方の必携の書という評判が導き出されています。
四季報記ならではの情報です。これら二つはチェック必須。
実績PER高値平均・安値平均
過去3決算期内の最高株価・最低株価、実績一株益から求めたPERをそれぞれ平均したものです。
現在のPERと比較して、株価が割安であるか・株価に上昇余地があるのかを判断する材料となります。
上記二つの拾い読みポイントが良い材料であっても、PERが高値平均近い場合は皆が買っているため控えた方が良いようです。突き抜けていく可能性もあるため一概には言えませんが。
また、PERの値は業種・形態によって異なるため、当該企業の過去の実績は比較対象としてわかりやすいです。
さいごに
この三点を拾い読みするなら、全てに目を通すことができそうではありませんか。
投資家必携の書、四季報を読みこなして投資家デビューをしましょう!